頌栄女子学院_学校案内2024
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本校では、情報活用能力(情報リテラシー)の育成とともに、情報モラル教育を主として行っております。情報リテラシーの育成では、インターネット上の情報を単に利用するだけでなく、コンピュータをはじめとする様々な情報機器を活用し自己表現できる、デジタルコミュニケーション能力を高めることを目的とした情報教育を行っています。情報モラル教育では、情報を発信する側に求められる役割や責任の大きさ、ルールやマナーを指導しております。校内には、最新の電子黒板や視聴覚機材、無線LANを配備した授業の目的別に準備されたコンピュータルームが2つあり、1つではグループワークやプレゼンテーションを中心とする指導を、もう1つの教室では生徒の所有するタブレットとは別に、一人に1台のハイスペックノートパソコンを用意し、中高共通で、マイクロソフトのアプリケーションでもある、Word、Excel、PowerPointをベースとした、基礎的技能を高める授業を行っています。他教科においてもこれらの教室を積極的に活用しています。図書館でも図書検索およびインターネットが利用できます。また、課外活動としてコンピュータ部があり、MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)をはじめとする各種検定やデジタル作品の制作などに取り組んでいます。プログラミング実習用小型ロボット(プログラムを作成し、本体に転送する事ができる計測・制御学習用教材)を導入し、中学1年では基礎機能習得プログラム学習を終え、中学2年では、グループでのプログラミング実習をおこないます。高校の情報では、制御、分岐、演算、変数、ループなどの機能をさらに詳しく学習します。中学3年生ではプログラム言語を使用し、ホームページ作成の基礎、高校2年生ではホームページ作成の応用まで行い、「論理的思考の育成」にも力を入れております。考察力をしっかり身につけ、筋道をたて自分の考えを自分の言葉で表現する能力を養うことに力を入れています。身の回りの様々な事象に対する情報収集力を鍛え、集めた情報から真実を読み取る情報分析力を高めていくことが全ての教科を通して要求されます。独創的なアイデアによる仮定を論理的な考察によって検証し、結論を導き出す作業は、物事の本質をとらえるための重要な訓練となっています。また、自分自身を知り、将来や人生に対しポジティブな思考ができるよう、発達段階に応じた「ライフデザイン教育」に学校全体で取り組んでいます。「考える力」を育てることが適性や生き甲斐を見つけることにもつながっていきます。中学3年生では「卒業論文」(6000字)の課題を与え、完成まで個別に教員が指導します。自分が心ひかれる研究対象を見つける作業は、高校の進路選択にも生かされます。また、広い意味でのキャリア教育の一助ともなっています。本校の教育理念を基礎にした「生き方教育」は、本校が学年や教科を超えて取り組んでいる教育テーマの一つです。これは、単なる職業意識の啓発ではなく、「与えられた命をどう生きるか」、「各自の能力や特質をどう社会に生かしていくか」を考えさせ、豊かな人間に成長できることを目指しています。「自分を知ること」から出発し、「周囲の人間を知ること」で発展し、「自分を取りまく社会を知ること」に広がっていく教育を、中高6ヶ年を通して計画的に行っています。- 11 -コンピュータ教育考える力を育てる

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