「社会は暗記科目」、そのような印象を皆さんは持っているのではないでしょうか?このイメージを取りはらうことから頌栄の社会の授業は始まります。中学1・2年では歴史と地理を学びます。歴史では「ピラミッドはなぜ建造されたのか?」「鎌倉幕府の成立時期は1192年、1185年などいろいろな説があるが、どうしてなのか?」など教員がさまざまな問いを出しますので一緒に考えてみましょう。この問い→考察(場合によってはペアワークも取り入れています)を通して、歴史の因果関係(つながり)を考える習慣、さらには過去の出来事から現代社会を見通す目を養うことができると考えています。中学3年では公民を学びます。政治や経済の仕組み、国際関係を学ぶこの授業では、一部、ディベートなども取り入れています。このように、現代社会を見る目を養う科目、これが社会という科目なのです。皆さんは、算数は好きですか。算数のどんなところが面白いと思いますか。算数の問題を解いていると、一見難しそうな問題でも見方を変えたり工夫をしたりすることで、簡単に答えが求まることがあります。鮮やかな解き方に感心することもあるでしょう。中学校からの数学では、そのような思いが味わえるのはもちろん、これまでは何となく感覚的に考えていたことをきちんと説明することも学びます。数学を通して、筋道立てて考える力や判断力・表現力を高めていくことが目標です。算数は苦手……という人もいるかもしれませんが、とにかく考えることを楽しんでください。知的好奇心あふれる皆さんと、一緒に数学を楽しむことのできる日を心待ちにしています。私たちが日頃から当たり前に感じている自然現象にも、何かしらの原理や仕組みが存在し、私たちが日頃から当たり前に利用している技術の裏には、自然科学の知識があります。これらの基礎を学ぶのが「理科」という教科です。理科の学びの中で、私たち人間に関係のない内容はひとつもありません。皆さんが理科の学習を自身の身近なものに感じ、興味を持って取り組めるよう、授業を組み立てています。また、教科書に載っている一見難しそうな話も、実験や観察を通し、自分で手を動かして確認・検証することができます。これも理科の面白さのひとつと言えるでしょう。理科の学習を通じて、自ら課題を発見する力や物事を論理立てて考える力を育てるとともに、学ぶことの楽しさ、考えることの楽しさを実感してもらえたら、と思っています。- 16 -社 会数 学理 科
元のページ ../index.html#17