国道1号線沿いの地下鉄都営浅草線高輪台駅を出て10mほどのところに、本学院の優美な門扉が開かれています。冷たく堅い塀はなく、高い樫の木の垣根が葉を茂らせているのがまず目をひくことでしょう。庭園風の中庭を始めとして、扇形に奥へと広がっていく敷地内には、静かな自然が息づいており、港区保護樹林の指定を受けています。樹々に囲まれた運動場では小鳥のさえずりを聞くこともできます。環境が精神に大きな影響を及ぼすことは、改めて述べるまでもないことですが、重要なのは自然環境や物質的環境だけではありません。教職員はもちろん生徒がかもし出す雰囲気が、女子教育にとって大切なものであると考えております。- 28 -運動場・体育館へと続く坂道環 境校内配置図校内配置図
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