清涼な空気と緑あふれる南志賀高原山田牧場(標高1500m)に、本校の教育施設「頌栄山荘」が初めてつくられたのは、1966(昭和41)年のことです。以来、冬はスキーに、夏はクラブ合宿や様々なキャンプに利用され、学院生活には欠かせない施設となりました。2000年11月には旧山荘の建て替えが行われ、新しくスイスのマウンテンロッジ風に生まれ変わりました。5月にはフレッシュメンのための「オリエンテーションキャンプ」が行われ、豊かな自然に包まれながら、聖書について学び、充実した学院生活に備えます。山の豊かな恵みである山菜が、味覚を楽しませてくれるのもこのシーズンです。7、8月の夏休みにはクラブ合宿や様々な研修、キャンプが行われます。特に毎年この頌栄山荘をベースに行われる「ワークキャンプ」には大勢の有志生徒が参加し、充実したプログラムのもとに奉仕活動を実践し、貴重な体験を積み重ねています。「讃美と奉仕」を学院標語に掲げる本校にふさわしいキャンプと言えます。冬と春先には希望者参加の「スキーキャンプ」が行われます。雪質が良く、変化に富んだゲレンデでは、初心者から上級者まで、スキー本来の楽しさを味わっています。この施設は人工的な都会の生活と離れ、自然と密着した生活の醍醐味を味わう目的で建てられた山荘です。ここで生徒たちは規律ある集団生活を通して他者を思いやる心や、自分自身を抑制する強さを身につけていきます。一年の中で、そこで過ごす時間は限られたものでも、白金台の校舎と変わらぬたくさんの思い出と学びを生徒たちに与え続けています。南志賀高原山荘ホール- 30 -山田牧場
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