卒業生一人一人に「満足できる進路」を与えることが本校における進路指導の大きな目標です。それは、それぞれに与えられたタラント(才能)を活かし、充実した人生に繋げていく「ライフデザイン教育」を根底に置いています。2022年3月卒業沖島沙耶(東京工業大学生命理工学院)私が受験勉強において1番重視していたのは、自分がどのレベルまで理解しているのかを知るということです。教科書を読んで授業についていけるレベルが前提としてあって、次に基本問題が解けるレベル、応用問題が解けるレベル、そして人に説明できるレベルがあると思います。特に理系科目では、なぜその公式を使うのかなどを考える必要があり、説明できるまで理解しないと入試問題は解けないからです。また、頌栄生活ではメリハリをつけて過ごしていたことが良かったと思います。遊ぶときはしっかり遊んで、考査は手を抜かずに真剣に取り組むことを意識しました。高3になると考査よりも塾の勉強に力を入れる人がまれにいますが、考査の問題も解けなくて入試問題が解ける訳がないので、まずは考査にしっかりと取り組むことが大事だと思います。ここまで勉強について述べましたが、時には全力で遊んで一息つくのも大切です。入試直前期になるとどうしても余裕が無くなりますが、学校に来て友達と話すだけで気分が晴れることが多々あったので、あまり根詰めすぎず友達と楽しく学院生活を満喫してください。応援しています。「現役大学生の話を聞く会」 「卒業生に受験体験談を聞く会」- 40 -私が頌栄で学んだことは、周囲の人に感謝することの大切さです。特に受験期には多くの人に支えられました。勉強面では先生が、精神面では友達が、生活面では家族がサポートをしてくれ、どれも私の受験において不可欠なものでした。人に感謝することで他人との関わりを自覚し、相手だけでなく自分にも良い影響を与えます。また、誰もが誰かの支えになっているということを忘れずに自分のことも大切にしてほしいと思います。勉強面で実践していたのは一問を丁寧に解くことです。どんなに簡単な問題でも応用問題を解くうえで基礎となり重要です。何冊も参考書を解く人もいますが、私は学校で使う問題集を繰り返し解きました。それでも合格できたので、解いた量よりも解答までのプロセスを理解することが大切なのだと思います。最後に、頌栄で過ごした日々と出会えた人は私にとってかけがえのない宝物です。頌栄にいることを誇りに思い、人生でたった6年しかない学院生活を、周りの人たちと一緒に思いっきり楽しんでください。2021年3月卒業佐藤瑛花(群馬大学医学部医学科)
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