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木村敬一さん(東京パラリンピック競泳金メダリスト)講演会

1月13日(木)の中学校のLHRでは、東京パラリンピック競泳選手(視力障害S11、100mバタフライ金メダル)の木村敬一さん(東京ガス)の講演会を実施しました。本校におけるダイバーシティ教育の一環として行ったもので、感染症対策を踏まえ、生徒とは別室で行われた本校教員との対談の様子を、リアルタイムで中学3学年のHR教室に配信する形で行いました。木村さんと本校教員が大学院時代の同窓生ということもあり、アットホームな雰囲気の中でお話を聞くことができました。

 対面してお話を聞くことはできませんでしたが、世界のトップアスリートのお話を聞くことができ、生徒は非常に興味深い学びを得られていました。以下は、講演に参加した生徒からの感想を抜粋したものです。

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 私たちが「このときは辛かったんじゃないか」と思ったような経験も、木村さんがポジティブに捉えていたことに驚いた。視力があるないに関係なく、ここまで活動的に生活することができることも、アスリートとして活躍している所以だと思った。私たちは実際に木村さんになりかわることはできないが、木村さんのように温厚かつ積極的に生活していきたいと思う。

 どんな場合にも備えて日々トレーニングに励んでいられるアスリートの方々でも、本番前は緊張し、平常心をかき乱されてしまうことに意外な気持ちでした。「努力は裏切らない」というけれど、現実はどんな人にとってもやはり厳しいものなのだなと思いました。だからと言って諦めてしまうのではなく、今後につながるような努力や目標をさらに超えていくことが、何かしらの形として成功になることを信じていきたいです。目標は高く、自分に厳しく、でも時にはリフレッシュして無駄のない学生生活を過ごしていこうと思います。


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 木村さんは、決して順風満帆なアスリート生活を歩まれたわけで無く、様々な壁にぶつかり、時には挫折を味わいながらも、ひたむきに努力し続ける姿勢が、生徒へも良い見本になったと思います。舞台は違えども、本校の生徒も木村さんと同じように、各々の目標に向かって努力をし続けてもらいたいと思います。本校では、今後も一人一人の個性の尊重とその個性が生かせる場を目指した、ダイバーシティ&インクルージョンに向けた教育を行っていきます。