学院の学び

英語教育について

現代社会においては、グローバル化が日々加速されています。さらに、高度に発達した情報社会への対応が求められる中、英語教育の重要性は益々高まっています。
頌栄では、建学の頃より、そうした社会的要請に先駆け、国際的に活躍できる人材の育成とそれに必要な英語教育の充実に力を注いでまいりました。

英語教育について

授業編成

本校の中学では、英語に週6時間を配当しており、一般生と帰国生は、異なるカリキュラムが用意されています。一般生は、6時間のうちの2時間がnative教員による英会話の授業です。中学1年は日本人教員のサポートが入るTeam Teachingですが、中学2年以上は、native教員だけの授業となり、よりいっそうレベルの高い授業となります。4時間の日本人の教員による授業では、検定教科書の他にも、コミュニケーションを重視した文法テキストを使用し、英語を「使える」力を身につけます。

授業編成

帰国生は、6時間のうちnative教員による授業が計4時間あります。そのうち3時間は、4skillsコースで4技能をまんべんなく育成します。1時間はWriting & Presentationコースで、日本の環境で不足しがちなアウトプットに特化した授業です。残りの2時間は、日本人教員による授業となり、文法・語彙を強化しつつ、自己啓発に関する洋書を用いてより良く生きる方法についてクラスメイトと共に考えていきます。帰国生はすでにかなり高い英語力を身につけて入学してきますが、その英語力にさらに磨きをかけ、大人の英語を身につけます。
高校2・3年では、学年を習熟度別に3段階7クラスに分け、生徒個々の到達度に応じた効果的な学習指導を実施しています。上級クラスには、例年、帰国生だけではなく一般生も入ります。頌栄での6年間で、それほど、一般生の英語力が伸びるのです。
在校生の約20%を帰国生が占める本校では、帰国生と一般生が互いに刺激し合い、それぞれのコミュニケーション力を高める効果を生み出しています。単なる英会話能力ではなく、異文化を背景にした言語能力を獲得した級友と交わることは、一般生が英語に関心を持ち、モチベーションを高める大きな契機ともなっています。頌栄の英語のレベルが高い所以はここにあると言ってもよいでしょう。

授業

語彙力・文法力・読解力を身につけるだけでなく、生徒が主体的に取り組む活動を取り入れ、英語の4技能「読む」「書く」「聞く」「話す」をバランス良く育成します。中学生は、作成したスライドを使ったプレゼンテーションや、5分間でできる限り多くの文を書く訓練である5-minute writingを授業で行います。高校生は、プレゼンテーションに加えディスカッションやディベイトなどを行います。また、Shoei Writing Program(6年一貫型のnative教員による英作文指導)を通して、効率よく確実に生徒のライティング力を伸ばします。

授業編成

native教員による英会話の授業では、会話に加えて、発音指導・テスト「発音クリニック」を実施しています。また日本人教員の英語の授業では、タブレットを使った音読トレーニングを導入しています。生徒は自宅で音読練習・録音したものをインターネット経由で教員に提出します。
中学では、GTEC(一般生)とTOEFL ITP(帰国生)を年に1回学内で実施しています。自分の英語力の伸長を客観的に知ることは、生徒にとって英語学習の大きな励みとなります。

スピーチコンテスト(中学2年生対象)

中学2年生対象の校内スピーチコンテストは、半年がかりで行われる大きなイベントです。生徒は自分の意見を英語にした上で推敲を重ね、クラスメイトの前でスピーチを行います。
クラス代表に選ばれた生徒は、グローリアホールで学年の生徒と審査員である校長やnative教員に向けて発表します。
一般生は、英語を本格的に学び始めてからわずか1年半で、自分の意見を英語で堂々と話せるようになります。この姿が帰国生にとっても大きな刺激となります。また一般生も、帰国生の友人の流暢な英語や感情豊かな表現に大きな刺激を受け、学習への意欲を高めます。

スピーチコンテスト

英検

英語力を測る一つの目安として、また、英語に対する学習意欲の動機づけの一つとして英検の受験を生徒に勧めています。下のグラフは、中学2~3年になると準2級の合格者が大幅に増加することを視覚化したものですが、これは中学卒業までに生徒の平均的学力が高校中級レベルに達していることを示しています。中学卒業後は、高校1年生で2級(高校卒業程度)取得が平均像です。

中学 英検各級取得者数
中1 中2 中3
1級 帰国生 9 14 18
準1級 帰国生 40 21 31
一般生 1 2 1
2級 帰国生 0 1 1
一般生 3 10 35
準2級 一般生 10 41 97
3級 一般生 28 58 25
一般生 準2級以上取得者
一般生 準2級以上取得者

※数字は2021年3月時点

生きた英語に触れる取り組み

中学には、カリキュラムの一環として、図書館設置のEnglish Library(洋書蔵書数6,000冊以上)やオンラインを利用して英語を読むことを義務づけ、高校生も積極的に読書に親しむよう指導を行っています。また、一層の語学修養の機会として、中学校では軽井沢での英会話研修、および、カナダ語学研修(約2週間)、高校ではイギリス語学研修(15日間)、そして中学3年生以上対象のShoei Empowerment Programを、それぞれ希望者のため長期休暇期間中に設けています。特に、カナダ・イギリスで行われる海外研修には、生きた英語を学ぶ絶好の機会として、毎年多数の生徒が参加しています。

帰国生用 English Library
帰国生用 English Library
語学研修旅行
軽井沢英会話研修(中学2年生希望者対象、36名参加)
軽井沢英会話研修

軽井沢の頌栄学荘にて行われる3泊4日の英会話研修です。ネイティブ教員の指導の下、英語での物語作りや、身近な英会話表現の練習、語彙の習得を目指したゲームなどに取り組みます。英語だけの環境を体験することで、次年度以降の語学研修や異文化交流の機会に向けて大きなステップを踏み出すことができます。

カナダ語学研修(中学3年生希望者対象、60名参加)
カナダ語学研修 カナダ語学研修

バンクーバーからバスで約1時間の距離にある、人口12万の都市アボッツフォードで行われる約2週間の英語研修です。治安も良くカナダらしい自然環境に恵まれた場所で、1家庭に生徒2人のホームステイを行います。カナダは多民族国家であり、ホストファミリーも様々なバックグラウンドを持つ家庭が多くいらっしゃいます。毎年頌栄の生徒を受け入れてくださっているファミリーもあり、長年にわたるアットホームな交流が続いています。参加者60人を4つのクラスに分け、午前中はカナダの通貨や地理、歴史、文化等を中心にした授業を受けます。またこの研修中、授業中を含め様々な場面において英語での理解を助けてくれる現地の高校生ボランティア(バディ)がサポートをしてくれます。このバディたちと「友達」として交流することで、英語を使うことの楽しさを実感します。授業はゲームの要素も取り入れられ、終始楽しめるプログラムになっています。
また午後は、教室を飛び出して地域の様々な場所に出かけます。例えばリゾート地として有名なHarrison LakeではScavenger hunt を行ったり、Westminster Abbeyでは荘厳な礼拝の雰囲気を感じて、美しい景色を楽しみます。また現地の老人ホームを訪れ、入所されている方々との交流も行います。Fort Langleyでは開拓時代の歴史を体験し、Capilano Suspension Bridgeでは雄大な自然を満喫します。生徒たちは随所で現地のカナダの人々との交流を深め、生きた英語と文化を学びます。週末にはホストファミリーと一緒に映画を見たり、ショッピングや花火に連れて行ってもらう家庭もあるなど、充実した2週間を過ごします。最後ホストファミリーと別れる頃には、お互いの別れを惜しみ涙する生徒もいるなど、毎年深い交流が生まれているのもこの研修の特徴です。この研修を通して、英語力だけでなく人間力も一層磨かれます。生徒たちは毎年一回り大きく成長して帰国します。

イギリス語学研修(高校生希望者対象、約30名参加)
イギリス語学研修 イギリス語学研修

高校生の希望者を対象とした、イギリスで行われる約2週間の英語研修です。イギリス研修の最大の特徴は、同年代の国籍も様々な学生と交流できることです。 研修1週目は古都ウィンチェスターで行われます。University of Winchesterの先生方による授業を受講すると共に、同大学の学生が利用している寮やカフェテリアを利用し、イギリスの大学生活を生徒は体験します。ウィンチェスターでのプログラムには、本校と交流のある地元の学校の生徒も参加します。日本とイギリスの習慣や教育、ファッションの違いなどについて、グループディスカッションを行ったり、近郊の世界遺産都市バースやWarner Bros. Studio Tour London – The Making of Harry Potterへの小旅行にも同行し、交流を深めます。普段の授業で勉強した英語を使って、イギリスやそこに暮らす人々についてそれまで知らなったことを知り、日本のことや自分のことを相手に伝えるこの時間は、生徒にとって掛け替えのないものとなります。現地の学生とのお別れ会では、お互いの感謝の気持ちを表す手作りの贈り物を交換するなど、毎年感動的な場面が見られます。
研修2週目は海辺のリゾート街ボーンマスに場所を移します。生徒は、ホームステイをしながら、現地の伝統ある語学学校に通います。語学学校のプログラムには、スペインやイタリア、ロシア、台湾など、世界中から学生が夏休みを利用して集まります。生徒は、世界各国の学生たちと一緒に英語クラスや様々な課外活動に参加し、濃密な時間を過ごします。国によって考え方も習慣も異なる学生たちと接し、始めは戸惑いを感じる生徒もいますが、生徒たちは文化の違いを乗り越え、段々相手と心を通わせることができるようになっていきます。研修が終わる頃には、日本を発つ前と比べて成長した頼もしい姿を見せてくれます。

Shoei Empowerment Program(中3・高校生希望者対象、約40名参加)
Shoei Empowerment Program Shoei Empowerment Program

夏休みに校内で行う、オールイングリッシュの5日間のプログラムです。主に帰国生向けのアドバンストコースと、一般生向けのスタンダードコースを用意しています。本校の生徒5〜6人に対して1人の外国人大学生が付き、1日6時間様々なディスカッションやプロジェクトに取り組み、最終日には1人ずつ英語で発表を行います。国内・海外の一流大学で学ぶ外国人大学生たちの世界観に触れることは、刺激的であると同時に多くのことを学ぶ機会となります。また、これからの将来を考える大事な時期に、自分の個性に目を向けた「生き方」を考えることができ、高い目標にチャレンジする力につながるプログラムです。参加者の中から、外国人大学生のホームステイを受け入れてくださるご家庭も募集しますので、学校だけでなく家庭でも幅広い経験をしていただけます。

過去の参加生徒の声
  • とても人見知りで、恥ずかしがり屋の自分を変えたいと思い、このプログラムに参加することを決めた。初めて留学生と英語で話した時、私のつたない英語が通じたことにとても感動した。そして、自分を見つめ直せるとても良い機会となった。自分が思っていたより、とても多くのことを学び、吸収できたと思う。

    (一般生)

  • 自分にもリーダシップや良いところがあることに気付けた。世界の問題について考えて、自分で解決策を考え出し、自分で行動することができるということに気付いた。

    (一般生)

  • 今まで自分の価値観を主張したり意見を積極的に言ったりできなかったが、このプログラムのおかげで自分の良さを発見できた。自分は大切な人であることに気付き、これからの未来が楽しみになった。

    (帰国生)

  • 今まで、「何かしなければいけない、全部決めなければいけない」と思っていたが、自分らしく、自分のタイミングで物事を決めてもいいんだと思うことができた。

    (帰国生)