頌栄女子学院中学校・高等学校

10月12日(木)ロングホームルームにて、高校1年生の学年集会を行いました。
作家の石井光太さんをお招きし、大変貴重なお話を伺うことができました。

前半は、石井光太さんが抄訳をされたマララ・ユスフザイさんの国連演説を、代表生徒10名が朗読しました。
教育の大切さを心に留めながら、石井光太さんのご講演を伺うことができました。

後半のご講演では、『世界の貧困と支援のあり方について』という題で、これまでご自身が訪れた様々な国や地域のたくさんのお写真と共に、様々な事例をお話しくださいました。
生徒たちは『貧困』という漠然としたものを、より具体的に理解することができたようでした。
日本における相対的貧困についてもお話しくださり、生徒たちは「自分がいかに恵まれているかを感じた」と感想を述べていました。

支援のあり方についても、お金や物をただ贈るのではなく、手紙や絵なども合わせて送るといった、心を癒す支援のアイデアも教えていただきました。
頌栄では様々な奉仕活動を行っていますが、本当に必要な支援が何であるかを、生徒・教員共々改めて考える機会となりました。

ご講演の後には、生徒からの質問にもお答えくださり、取材の際の心構えや職業観なども伺うことができました。
頌栄では高校1年生の終わりに文系・理系のコース選択が確定します。
進路を考えている生徒たちにとって、大変貴重な経験となったことでしょう。
また生徒たちには今回の学びを、今後の奉仕活動にも活かしていってほしいと思います。