頌栄女子学院公式ブログ

ライフデザイン合同集会

頌栄では様々な行事やキャンプ、ホームルームの時間を使い、自身の適性や生き方について自発的に考える機会を設けています。
聖書にある、「人にはそれぞれ必ずひとり一人に違ったタラントが与えられており、それを充分に用い、生かしていかねばなりません。」という言葉の通り、生徒たちには与えられた特性や能力を精一杯向上させ、他者や社会のために十分用いることができる人になってほしいと考えています。
頌栄ではこのような想いで『ライフデザイン教育』を行っており、その一環として毎年2人の卒業生からキャリアについての話を聞く機会を設けています。

今年度は中学生はグローリアホールで直接お話を伺い、高校1・2年生は教室で同時配信を視聴しました。
司会は中学3年生の学級委員です。卒業生が頌栄に在学していた頃を知る教員にインタビューし、生徒目線で卒業生を紹介してくれました。

1人目の卒業生は、大学でのアメリカ交換留学を経て新聞社に就職し、現在記者として活躍しています。
本校在学中から興味のあった貧困問題等の社会問題についてより深く知るべく、世界の様々な場所でボランティアを行ってきたことが、新聞記者の仕事につながったというお話を伺いました。

2人目の卒業生は、ウェディングプランナー、保険プランナーを経て、ファイナンシャルプランナーとして独立して活躍しています。
これまでの人生でどのように職業選択をしてきたのか、働くことの楽しさや意義とはどこにあるのか等、様々なエピソードを交えてお話してくださいました。

質疑応答の際には、生徒たちから鋭い質問が飛び出し、卒業生のお2人がとても丁寧に答えてくださいました。
最後には、学級委員が感謝の言葉をお伝えし、花束を贈呈しました。
終始堂々としていた学級委員の生徒たちの活躍も光る合同集会となりました。
合同集会終了後には集会室にて、2人の卒業生と1対1でお話しする機会が設けられ、希望する生徒が訪問してお話を伺っていました。

お2人とも、「自分の好きなことを見つけるためには行動することが大切」というメッセージを、ご自身の様々な経験に基づいて伝えてくださいました。
進路について漠然としか考えたことのなかった中学生は、キャリアについて考え始めるきっかけを得られたことでしょう。
また、文系・理系や希望する学部を選択する段階にいる高校生にとっては、自分の将来を見つめ直す機会となったと思います。
今後も生徒たちが自分の才能に気づき、それを高めていけるよう、様々な機会を提供してまいります。

ライフデザイン1.jpgライフデザイン2.jpg