第3回 「聖書の集い」を開催しました。
12月10日にグローリアホールにて「第3回 聖書の集い」を開催いたしました。
(参加者63名)
<讃美歌> 109きよしこのよる/112もろびとこぞりて
<聖書> ルカによる福音書 1章26節~38節
クリスマスが近づく12月の聖書の集いは、聖書科 山畑先生から「とっておきの話です」という、「レット・イット・ビー」をテーマにお話をしていただきました。
冒頭、先生よりビートルズの「 LET IT BE」の背景についてご説明がありました。この曲を作曲したポール・マッカートニーは多感な14才の少年の時に、病死で母を失いました。母を失った深い心の痛手が、ポールの心の奥底にあったのではないか。そして、この曲を制作した当初、ポールはビートルズのメンバーとして大成功を収めながらも、そのビートルズが崩壊しようとする危機にありました。熱心なカトリック教徒だった母メアリーから、子供の頃から聞かされていたであろう、マリアが現れて告げてくれる知恵の言葉「レット・イット・ビー」。それがこの曲の成り立ちであるのではないかと教えてくださいました。
このレット・イット・ビーという言葉は、クリスマスの聖書の一説の言葉であり、マリアの言葉だそうです。マリアが受胎告知の際に応答した言葉は"Let it be to me according to your word"
「お言葉どおり、この身になりますように。」でした。Let it beという言葉は決して、「ほうっておけ」や「そのままにしておけ」といった何もしないという意味ではなく、神様を信頼してゆだねて従います、というPositiveな言葉であることをお伝えいただきました。
先生のプレイリストから流れるビートルズの「LET IT BE」が、グローリアホールに響き、その歌詞の意味をじっくりと味わいながら会場全体が曲の世界観に惹きこまれていきました。
次回は2月27日を予定しております。ぜひ皆さま、足をお運びください。